ひとり事業のホームページに何を載せる?最初に用意する情報と原稿シート目的からページと導線を決める
対象者・提供範囲・料金・問い合わせ方法を具体化。書き換え例と、コピーして使えるホームページ原稿シートを用意しました。

目次
目的・準備・手順・注意点を整理した記事です。実際の作業記録とは区別します。
ホームページを作ろうとして、先にデザインや制作ツールを選んでも、載せる内容が決まっていなければ手が止まります。「何が頼めるのか」「いくらかかるのか」「どう相談するのか」に答える原稿を先に用意すると、必要なページも決めやすくなります。
この記事は、ひとりでサービスを提供し、サイトから相談や見積もり依頼を受けたい人向けの原稿づくりガイドです。商品販売や予約システムの実装、業種ごとの法定表示を網羅するものではありません。まず一つのサービスを説明できる状態を目指します。
01最初に、サイトでしてほしい行動を一つ決める
問い合わせ、予約、購入、資料のダウンロードでは、必要な情報が違います。今回は「対応できる内容を読んで、相談を送ってもらう」を主な目的にします。
この場合、訪問者が知りたいのは運営者の思いだけではありません。自分の依頼に対応しているか、相談の前に何を用意すればよいかです。冒頭でその判断ができるよう、次の一文を埋めてみてください。
[誰]に向けて、[困っていること]を、[提供するもの・対応する範囲]で支援します。
説明用の架空例なら、「小さな教室や店舗に向けて、SNS告知用の画像を制作します。掲載する文章と写真をご用意いただき、配置や文字の見せ方を整えます」のように書けます。「事業の成長を支えます」より、依頼できる内容が具体的です。
02最初に用意するのは、六つの情報
六つの情報ごとに、別ページを作る必要はありません。サービスが一つなら、一つの紹介ページにまとめ、説明が長くなった箇所を後から分ける方法でも構いません。
| 載せる情報 | 読者が判断したいこと | 用意する原稿・素材 |
|---|---|---|
| 誰向け・何をするか | 自分の依頼に合うか | 対象者とサービスを説明する一文 |
| 提供範囲 | 何を任せられるか | 含む作業、別途相談する作業、受け渡すもの |
| 料金と条件 | 予算を考えられるか | 料金、算定単位、含む内容、追加費用の条件 |
| 依頼の流れ | 相談後に何が起きるか | 相談から見積もり、着手、納品までの順番 |
| 運営者・制作例 | 誰に頼むのか、どんなものができるか | 運営者の紹介、掲載できる実例や自主制作 |
| 連絡方法 | 何をどこへ送ればよいか | 問い合わせ先、必要な情報、対応時間など |

ページの順番は「概要→内容→料金・流れ→運営者や制作例→問い合わせ」を出発点にできます。ただし、制作例を見て選ぶサービスなら、概要のすぐ後に作品を置く方が判断しやすい場合があります。順番を型に合わせるより、読者が次に知りたいことを優先します。
03抽象的な強みを、依頼条件が分かる言葉に直す
「丁寧」「柔軟」「高品質」は、提供する範囲や完成物を説明していません。強みとして書くなら、実際に行う対応を添えます。以下は書き方を示す架空例であり、そのまま自社の約束として使う文章ではありません。
| 曖昧な説明 | 具体化するための書き方 |
|---|---|
| SNS運用を幅広く支援 | SNS告知画像を制作。投稿作業やアカウント運用は含まない |
| 修正にも柔軟に対応 | 初稿提出後の修正範囲と回数を、見積もり時に確認する |
| スピーディーに納品 | 素材の受領後に納期を確定。希望日がある場合は相談時に伝えてもらう |
| 豊富な実績 | 掲載できる制作物について、担当した範囲と制作時期を示す |
受注実績がまだなければ、自主制作のサンプルに、その旨を明記して見せる方法があります。架空の顧客の声や、担当していない成果で空欄を埋める必要はありません。何を考えて作り、どこまで担当したかを説明します。
料金は、金額と対象範囲を一緒に書く
定額なら、「何一件あたりの料金か」「含まれる作業」「追加になる条件」をセットにします。税込・税別や支払いの条件も、読む人が迷わないように揃えます。
個別見積もりなら「お問い合わせください」だけで終わらせず、何によって金額が変わるかを伝えます。例えば画像制作なら、点数、サイズ展開、文章作成の有無、素材の準備状況などです。未確定の金額を、集客用の安い数字として置かないようにします。
04問い合わせの前後を、文章と動作で確認する
ボタンは「こちら」より、「制作について相談する」のように、押した先の行動が分かる言葉にします。相談と正式な注文が別なら、その違いも説明します。
最初の相談で聞く項目は、返信に必要なものから考えます。例えば名前、返信先、依頼したい内容、希望時期です。まだ決まっていない条件も相談できるなら、「未定でも構いません」と書くと、入力前に悩む理由を減らせます。
返信目安を載せる場合は、自分が守れる範囲にします。実際には毎日見られないのに「即日返信」と約束しないでください。
- スマホでページを開き、問い合わせボタンにたどり着けるか確かめる。
- 自分が管理する宛先を使い、テストと分かる内容で送信する。
- 送信完了の表示だけでなく、運営側への通知が届くか確認する。
- 自動返信を設定している場合は、相手側に届く内容と返信先も確認する。
- 未入力や入力間違いの際に、直す場所が分かるか確認する。
問い合わせで扱う情報に合わせて、利用目的や取り扱いの案内も用意します。雛形を貼るだけでなく、実際に何を集め、何に使う運用なのかに合わせます。
05そのまま書き始められる原稿シート
空欄が残ったら、AIに推測で埋めさせるより、事業側で決める項目として残します。デザインを整える前に、サービス内容の未確定箇所を見つけるためのシートです。
【サイトの目的】 読んだ人にしてほしい行動: 【冒頭の説明】 誰に: 何を提供する: どんな場面で役立つ: 【サービス内容】 含まれる作業: 含まれない作業・別途相談すること: 受け渡すもの: 依頼者に用意してもらうもの: 【料金】 料金または見積もり方法: 料金に含む範囲: 追加費用が発生する条件: 未確定の項目: 【依頼の流れ】 相談後の手順: 着手の条件: 納期の決め方: 【運営者・制作例】 紹介できる経験: 掲載できる制作物と担当範囲: 自主制作の場合の表記: 【問い合わせ】 連絡先: 最初に伝えてほしいこと: 対応時間・返信目安: 【更新】 料金や内容が変わったときに直す場所: 更新する人:
AIに文章化を頼むなら、「このシートに書いた事実だけで、対象者・提供内容・相談方法が分かる原稿にしてください。実績・料金・納期は追加せず、不足は確認事項として別に出してください」と添えます。文章になった後も、意図していない約束が増えていないか照合します。
06公開前は、見た目より先に判断と連絡ができるか試す
原稿ができたら、初めて見る人のつもりで確認します。知人に頼めるなら、説明を加えずに「何を頼めるサイトか」「相談前に何が必要か」を聞いてみると、原稿だけでは伝わっていない箇所を見つけやすくなります。
- 冒頭を読んで、誰向けで何を提供するか分かる。
- 料金と対応範囲の説明が、別の箇所と矛盾していない。
- 制作例が、受注実績か自主制作か区別できる。
- スマホで本文・ボタンが読め、操作できる。
- 問い合わせを送信でき、運営側で受け取れる。
- 料金・連絡先・受付状況を自分で更新できる。
更新を続ける余力がないなら、最初からお知らせやブログを増やしすぎなくても構いません。まず、提供内容と連絡先が正しく伝わるページを維持します。公開したことと、訪問者が増えて依頼につながることは別なので、集客経路や問い合わせの状況は公開後に確認します。
原稿や画像の管理は、ひとり事業のファイル整理へ。問い合わせへの返信文を整える際は、AIメールの依頼文と送信前確認も参考にできます。
この記事は編集部による原稿・構成の提案です。サービス説明は架空例で、制作効果や問い合わせ増加の実測報告ではありません。
出典・情報の確認範囲
仕事の進め方についての編集上の提案です。実測した効果ではありません。